文化
一攫千金を夢見てゴールドラッシュに沸いた町 - 砂金が眠る宝の川 -


歴舟川での採取は、カナテコや揺り板を使っての流し掘りが主流。水に浮かせた揺り板を前後に揺らし、砂礫(されき)を取り除くと、黒い砂鉄にまぎれて砂金がキラリと光を放ちます。
大樹町のゴールドラッシュ時代は、明治33年頃。尾田のまちには200人もの砂金堀り師がつめかけ、一攫千金を夢見る人々で賑わいを見せました。ピーク時には掘り師の数が1000人を越えたと言われる砂金採取の最盛期。ひとつの塊が15匁(もんめ)から20匁もあるものも採れ、繁栄を極めました。
川底に眠る黄金の夢は、今もなお人々に語り継がれ、「黄金物語」は生き続けています。
晩成社


粗末な小屋で寒さを凌ぎ、自然の猛威に立ち向かう。自分を支えるのは不屈の開拓精神と理想、そして仲間たち。勉三が「十勝開拓の祖」と呼ばれるのは、いち早い入植と様々な事業に挑んだからと言えるでしょう。晩成社は半地下式のサイロを作り、バターの製造やチーズの試作など時代を先取りした酪農経営を展開。今日の大樹農業の基礎を築き上げました。
晩成社をはじめとする多くの開拓者によって、大樹は豊かな実りをもたらす夢の大地へと生まれ変わったのです。
問い合わせ先
問い合わせ先 | 大樹町役場企画商工課広報統計係 |
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住所 | 北海道広尾郡大樹町東本通33 |
電話 | 01558-6-2114(直通) |
FAX | 01558-6-2495 |
メール | kouhou_toukei-kakari@town.taiki.hokkaido.jp |
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