実験実績一覧(令和7年度)
再使用型ロケット垂直離着陸実験
実施団体:本田技術研究所
実験期間:6月17日
実験内容:本田技術研究所は自社開発の再使用型ロケットの垂直離着陸実験に成功しました。
使用された実験機は全長約6.3メートル、重さ約900キロ(Dry)で、垂直に打上げられ、最高高度271.4メートルに到達した後、着地目標地点からわずか37センチ以内に着地しました。飛行時間は約56秒でした。
この実験では、ロケットを繰り返し使用する再使用型技術の実現に向けたもので、飛行中の姿勢制御や正確な着地といった要素技術の確認がされました。

©Honda
サブオービタルロケット打上げ実験
実施団体:jtSPACE株式会社
実験期間:7月12日
実験内容:自社開発したサブオービタルロケット「VP01」の
打上げ実験が行われました。実験の目的である、高度100mの宇宙空間到達を目指しましたが、高度約4kmに到達し2段目が切り離された後、機体は制御不能に陥り、途中で飛行停止となりました。目標高度到達とはなりませんでしたが、ランチャーやロケットシステム、2段目の再点火などの機能については、検証が行われました。

©︎SPACE COTAN
小型飛行ロボット自律飛行制御実験
実施団体:電気通信大学情報理工学部 田中研究室
実施期間:4月18日から5月7日、9月1日から9月25日
実験内容:田中研究室では、状況に応じてスマートな自律飛行を実現する無人航空機のシステム設計と制御に関する研究を行っており、その実証実験が行われ、予定通りの成果が得られました。

©︎電気通信大学
JAXA大気球実験
実施団体:JAXA大気球実験グループ
実施期間:5月20日から8月31日
実験内容:大気球実験が行われ、無事実験は終了し、海上に着水した大気球は、大樹町の漁業者のみなさんの協力を得て回収されました。
今年度実施されたのは、改良型クライオサンプラー性能実証試験、高精度変位計測装置の実証4、レーザー周波数比較による一般相対論の高精度検証に向けた基礎実験(3-1)、レーザー周波数比較による一般相対論の高精度検証に向けた基礎実験(3-2)、ゴム気球を利用した剛体薄殻型大気突入カプセルの飛行試験、ゴム気球を利用した柔軟フレア型大気突入カプセルの飛行試験となり、全ての実験が無事に終了しました。
しかしながら、B25-02実験(気球VLBI実験)に関しては、高層風等の気象条件が気球飛翔に適合する機会を得られず今後も実験期間中に得られる見込みがなくなったため、今年度の実施が見送りとなりました。

©︎JAXA
人力飛行機のテストフライト実験
実施団体:北海道大学人力飛行機製作サークル
実施期間:6月28日から6月29日
実験内容:同サークルにより製作された機体の動作確認、組み立て・運用訓練が行われました。主に、操舵試験、回転試験、転がし試験、滑走試験が行われ、機体の性能について、様々な検証が行われました。

©︎北海道大学人力飛行機製作サークル
「小型超音速飛行実験機関連実験」
実施団体:室蘭工業大学
実施期間:12月2日から12月9日
実験内容:室蘭工業大学航空宇宙機システム研究センターで
研究・開発中の小型超音速飛行実験機「オオワシ」
の空力特性把握のため、1/3スケール縮小機体の車
載走行試験が実施されました。
本試験では、小型超音速実験機「オオワシ」のロール
各速度及びエルロン操舵による空力変化を明らかにするため、1/3スケール縮小機体にロール角速度及びエルロン操舵を与えながら走行し、機体にはたらく空気力を計測しました。
今回の実験で得た情報を基に来年も車載走行試験が実施されます。

🄫室蘭工業大学
ハイブリッドロケット打上実験
実施機関:東海大学学生プロジェクト
実験期間:3月8日~3月11日
実験内容:東海大学の学生ロケットプロジェクトが、美成地区
にてハイブリッドロケットの打上げ実験を行いました。
東海大学は、2004年から大樹町で実験を行ってお
り、今回で31機目のロケット打上げとなりました。
打上げは成功し、高度156.6mまで達しその後、パラシュートを開傘させ機体を回収しました。
今回の実験では、打上げた機体を損傷なく回収するためのパラシュートの形状を十角形としたことによる機能の実証が主な目的でしたが、設計通りの機能は確認できませんでした。
今後は実験で得られたデータを基に最終目標である高度100km以上に向けて開発が進められます。

🄫東海大学
ハイブリッドロケット打上実験
実施機関:室蘭工業大学学生プロジェクト
実験期間:3月14日~3月15日
実験内容:室蘭工業大学の学生ロケットプロジェクトSARDが、美成地区にてハイブリッドロケットの打上げ実験を行いました。
本実験は、自作エンジンの実証と飛行時の燃焼圧力などのデータ取得、高度600m到達を主な目的として実施しました。
打上げは成功し、高度は712mに到達し、射点から南東185mに落下しました。
実験の結果、各機能は設計通りに機能することを確認し、目標高度に到達しました。

🄫学⽣宇宙研究開発機構 SARD
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更新日:2026年07月16日