診療設備(検査のお知らせ)

更新日:2025年03月24日

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検査のご案内

CT検査(コンピュータ断層撮影)

エックス線を使って身体の断面画像を作成し、身体の内部を観察する検査です。21年11月から16列マルチスライスCTを導入。あらゆる部位の断層像(輪切り)や立体像(3D)の鮮明な画像が得られ、より精度の高い診断が可能となりました。検査時間は従来の約半分に短縮、患者さんの負担を軽減し安心して検査を受けていただけます。

骨粗しょう症検査(骨密度測定)

骨粗鬆症の診断や治療の経過観察を行います。エックス線を使って利き腕と反対の腕を測定します。21年4月から新しい装置を導入、検査時間が短縮、結果もその日のうちにすぐわかるようになりました。

頸動脈エコー検査(頸動脈硬化の検査)

エコー(超音波)で頚動脈を観察、血管壁の厚さを測定したり、血管内側のプラーク(おできやアカのようなもの)を見つけたりと、動脈硬化の進行度を直接診(み)る検査方法です。

経鼻内視鏡

鼻から入れる胃カメラです。

  • のどを通るときの苦痛や嘔吐感がほとんどありません。
  • 検査中に会話ができます。
  • カメラが細いため、胸のつかえた感じやおなかの痛みがあまりありません。
  • 従来の内視鏡の太さ9.8ミリメートルに対し、経鼻内視鏡はほぼ半分の太さ4.9ミリメートルです。

四段階注射法(痔核治療)について

ジオン注による四段階注射法の資格を取得したため、今まで他院で手術が必要だった痔核の患者に対して、当院でも対応できるようになりました。

担当医 紺野副院長

治療法

内痔核硬化療法剤(ジオン注)を利用した痔の治療法です。

治療対象

痔の中で一番割合の高い、「いぼ痔(痔核)」が対象となります。本治療法は、排便時あるいは普段からイボが出たままとなっているような「脱出を伴う内痔核」に対して注射により治療を行います。

治療のメリット

注射による治療のため、内痔核を切らずに痔の脱出と出血を治療することが可能です。痛みを感じない部分に注射をするため、「傷口からの出血」「傷口が痛む」といった患者の精神的・肉体的な負担が軽減されます。治療期間が短いため、短期間での社会復帰が可能です。(2〜3日程度の入院)

治療の流れ

まず、局所麻酔をして肛門の筋肉の緊張を十分にとります。そしてジオン注を1つの痔核に対して4カ所分割して注射します。20分程度で治療は終了です。注射後の下腹部の重苦しい感じ、一過性の発熱などがないかを見るため2〜3日の入院が必要となります。食事は注射当日から可能で、排便も翌日から可能です。

4段階注射法で痔核が徐々に小さくなっていく治療の様子を3段階に分けたイラスト

 

吸引式内痔核結紮術(いぼ痔治療)について

担当医 紺野副院長

吸引式内痔核結紮術とは

専門器具で内痔核を吸引し、いぼ痔の根本に輪ゴムをかけ、血流を遮断して脱落させます。痛みがほとんどなく、短時間(数分)で処置できるため外来で対応可能です。

治療対象のいぼ痔

  • 第2度…排便時に出血や脱出はあるが、排便後自然に戻る状態
  • 第3度…排便時に脱出し、排便後も戻らない状態

(補足)痔は早期の治療が望ましいとされていますので、是非受診してください。詳しくは窓口までお問い合わせください。

 

禁煙治療について

禁煙治療を行っています。
担当医 岩渕院長(日本禁煙学会専門医)

対象となる方

次の要件をすべて満たす方です。

  1. スクリーニングテストでニコチン依存症と診断された方
  2. 1日の喫煙本数×喫煙年数=200以上ある方
  3. ただちに禁煙を希望する方
  4. 禁煙治療について説明を受け、治療を受けることに文書で同意いただける方
    • 治療は「禁煙治療のための標準手順書(下記参照)」に沿って行われます。
    • 薬剤を含め全額保険適用となります。
    • 禁煙治療に係る診察日は、毎週火曜日(午後2時〜4時まで)です。

詳しくは窓口までお問い合わせください。

禁煙治療のための標準手順書(PDFファイル:786.3KB)

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは…睡眠中に無呼吸(10秒間の呼吸停止)が何回も起きて(1時間に5回以上)、良質な睡眠とならない状態をいいます。
SASをほっておくと、高血圧や動脈硬化・さらに脳卒中・心臓病の原因の一つになる可能性があります。日中の眠気・集中力の低下による交通事故や仕事上のミスなどの可能性も増加します。

主な治療法

  • 生活習慣の改善
    特に肥満がある場合は減量が必須です。飲酒量の制限・禁煙も大切です。
  • CPAP療法
    代表的な治療法で、寝ている間だけ鼻にマスクを装着し、呼吸に合わせて空気を送り込み、のどを広げて呼吸しやすくするものです。装置は保険適用でレンタルすることができます。
  • その他の病状にあわせた治療法になります。

この記事に関するお問い合わせ先

町立病院
〒089-2145 北海道広尾郡大樹町暁町6番地2
電話番号:01558-6-3111(直通)
ファックス:01558-6-3796
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