帯状疱疹

更新日:2025年03月31日

ページID : 1493

帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」によっておこる皮膚疾患です。子どもの頃に水ぼうそうにかかると、治った後もウイルスが体の中に潜伏し、免疫力が低下した時に、ウイルスが再活性化し 神経に沿って体の表面に現れてくるのが帯状疱疹です。帯状疱疹の発生確率は、加齢とともに50歳頃から上昇し75歳~79歳でピークになります。

症状

 ほとんどの人では、帯状疱疹が出る2~3日間に体の片側の柔らかい部位(胸・お腹・背中・顔面など)に痛みやピリピリ感、かゆみが起こります。その後、発疹が広がり、水泡に変化します。高齢者の場合、免疫力が低下しているため重症化しやすく、発疹が治っても痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」への移行リスクも高くなります。

治療

 抗ウイルス薬の早期投与(発疹が現れてから3日以内)が、重症化や合併症の予防のために望ましいとされています。チクチクした痛みや発疹の症状があったら、すぐに皮膚科や内科を受診しましょう。

予防

 バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。ワクチン接種も効果があります。

帯状疱疹ワクチンについて

 令和7年度から、65歳の方などを対象に定期予防接種となります。

帯状疱疹ワクチンの詳細
名称 乾燥弱毒性水痘ワクチン(ビケン) 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
対象者 50歳以上
(免疫抑制薬、抗リウマチ薬、抗がん剤使用者は除く
  1. 50歳以上
  2. 帯状疱疹にかかるリスクの高い18歳以上
接種回数 1回 2回(通常2か月の間隔を置いて接種)
予防効果 50〜60% 90%
持続性 約5年 約10年
費用(目安) 1万円程度 ×1回 2万円程度×2回
接種方法 皮下注射 筋肉内注射

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉課 健康推進係
〒089-2145 北海道広尾郡大樹町暁町8番地1
電話番号:01558-6-2100(直通)
ファックス:01558-6-5121
保健福祉課へのお問い合わせ