帯状疱疹
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」によっておこる皮膚疾患です。子どもの頃に水ぼうそうにかかると、治った後もウイルスが体の中に潜伏し、免疫力が低下した時に、ウイルスが再活性化し 神経に沿って体の表面に現れてくるのが帯状疱疹です。帯状疱疹の発生確率は、加齢とともに50歳頃から上昇し75歳~79歳でピークになります。
症状
ほとんどの人では、帯状疱疹が出る2~3日間に体の片側の柔らかい部位(胸・お腹・背中・顔面など)に痛みやピリピリ感、かゆみが起こります。その後、発疹が広がり、水泡に変化します。高齢者の場合、免疫力が低下しているため重症化しやすく、発疹が治っても痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」への移行リスクも高くなります。
治療
抗ウイルス薬の早期投与(発疹が現れてから3日以内)が、重症化や合併症の予防のために望ましいとされています。チクチクした痛みや発疹の症状があったら、すぐに皮膚科や内科を受診しましょう。
予防
バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。ワクチン接種も効果があります。
帯状疱疹ワクチンについて
令和7年度から、65歳の方などを対象に定期予防接種となります。
名称 | 乾燥弱毒性水痘ワクチン(ビケン) | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス) |
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対象者 | 50歳以上 (免疫抑制薬、抗リウマチ薬、抗がん剤使用者は除く |
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接種回数 | 1回 | 2回(通常2か月の間隔を置いて接種) |
予防効果 | 50〜60% | 90% |
持続性 | 約5年 | 約10年 |
費用(目安) | 1万円程度 ×1回 | 2万円程度×2回 |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
この記事に関するお問い合わせ先
保健福祉課 健康推進係
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更新日:2025年03月31日