大樹町みどりの基本計画
大樹町では、社会情勢の変化および、上位計画等との整合や、公園整備に対するニーズを踏まえ、町内のみどりを総合的かつ計画的に保全・管理することを目的として、令和7年3月に大樹町みどりの基本計画を策定しました。
みどりの基本計画とは
「みどりの基本計画」とは、緑地の保全や緑化の推進に関して、その将来像、目標、施策などを定める基本計画です。これにより、緑地の保全及び緑化の推進を総合的、計画的に実施することができます。
計画主体は市町村が策定し、策定の際には、公聴会の開催など住民の意見を反映するために必要な措置を講ずるよう努め、計画は公表を基本としています。
また、本計画の計画内容については、下記のとおり定めています。
・大樹町のみどりの現況(公園、緑地など様々なみどりについて)
・大樹町のみどりに対するニーズの確認
・大樹町のみどりの分析(定量的、定性的な分析)
・みどりの分析を踏まえて、課題を抽出し、それに対応する基本方針の立案
・基本方針の中で、重点的に実施する内容の整理
・大樹町のみどりの目標水準の設定
計画策定の経緯
本計画の策定にあたっては、役場職員で構成する「大樹町みどりの基本計画検討委員会」で検討し、団体推薦者および町内公募者などによる「大樹町みどりの基本計画策定協議会」で議論されました。
また、町都市計画審議会や議員協議会からも提言をいただき、R6.3月にパブリックコメントを実施して、R7.3.28に協議会委員長から町長へ答申されました。
みどりの基本計画素案に対するパブリックコメントの実施ついて
計画の概要
町が有する緑の総量においては、町の市街地(都市計画区域内)を対象区域と定め、公園に限らず、植栽や緑地、街路樹などの現況の緑の総量を調査した結果、町民一人あたりで多くの緑を有することがわかりました。
また、町民ニーズにおいては既存公園の維持管理やリニューアルなど、魅力的な公園整備に対する声が多く抽出されました。
以上を踏まえ、テーマを「みんなで育む大樹のみどり~地域の豊かな緑地・交流の場所づくり~」として方針を検討しました。
基本方針
公園の再編と適切な維持管理
1、公園の再編 2、適切な公園の維持管理 3、都市計画区域外の公園への対応 |
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道路・河川空間におけるみどりの創出
道路・河川空間は現状の維持管理を適切に実施します。加えて町民協働による維持管理参画により愛着形成を促進します。町民協働は下記のエリアを設定して推進していきます。 1.道路空間:国道236号線の大樹町役場~道の駅コスモール大樹までの区間を市街地における道路空間の「シンボルロード」として設定します。 2.河川空間:歴舟川河川緑地、河川流域の桜堤、歴舟川パークゴルフ場周辺を市街地における河川空間の「シンボルリバー」として設定します。 |
安全に資するみどりの維持管理
老木化している樹木を適切に管理し、倒木による事故を未然に防ぐことを目指します。特に通学路などこども・人が往来する歩道に隣接する樹木や支線防風林などの農作物への影響がある箇所については先手の維持管理の実施を目指します。 また、近年の災害の激甚化・頻発化を踏まえ、有事の際の避難や救護の拠点となる「防災公園」の機能を検討し、これからの地域防災について町民の意識醸成を図れるよう取り組みを進めていきます。 |
重点方針
上位計画(総合計画)や関連計画(都市計画マスタープラン)に基づき、下記のとおりの方針とします。
・大樹町内の都市計画公園の全体面積(86.78ha)は変更せずに将来の都市構造に合わせた形で再編します。また町民要望にある「屋内遊戯施設」と連携した再編を検討します。
・その他の公園(都市公園)や広場は現状の公園利用を踏まえて再編します。
※柏林公園や交通公園をはじめ、計画内に、具体的な配置再編計画を掲載しています。
今後の公園整備について
令和7年度からは、本計画の重点方針である公園の再編案に基づき、柏林公園整備の実施設計に着手します。今後の公園設計や整備にあたっては、町民の皆さんからご意見をいただく機会もありますので、ご協力をお願いいたします。
この記事に関するお問い合わせ先
建設水道課
〒089-2195 北海道広尾郡大樹町東本通33番地
電話番号:01558-6-2118(直通)
ファックス:01558-6-2145
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更新日:2025年03月31日