大樹町の文化財のご紹介 2.十勝ホロカヤントー竪穴群

2.十勝ホロカヤントー竪穴群

十勝ホロカヤントー竪穴群は、太平洋に面する標高15mの晩成海岸段丘上に南北約2kmにわたってつくられた先住民族の一大住居集落で、周辺に130余ヵ所も分布しています。竪穴は一辺の長さが5m前後で長方形に近く、深さが50cmから1mあり、床面が外見よりやや狭く、壁面が30度前後をなしています。遺物としては、擦文式土器が主体で土器と共伴して黒曜石の石器が少数出土しているほか、自然石を僅かに加工した魚撈用と思われる石錘、蓆編みの錘に使われたとみられる多数の小石、金属器の破片とみられる腐食した鉄片、動物の骨格が出土しています。この遺跡の特色は、土器、石器ともに数が少なく金属器が出土していることで、オホーツク式土器が発掘されたことも注目されています。おそらく擦文文化期には、すでに石器の使用が廃れて金属器や木器などが多く使われていたものとみられています。これらの史跡は、昭和41年7月7日、北海道指定史跡に登録されています。詳しいお問い合わせは、教育委員会社会教育課までお気軽にご連絡ください。

ホロカヤントー竪穴式住居群1 ホロカヤントー竪穴式住居群2

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問い合わせ先 大樹町教育委員会社会教育課社会教育係
住所 郵便番号089-2132 北海道広尾郡大樹町双葉町6番地1 大樹町生涯学習センター内
電話 01558-6-2133(直通)
FAX 01558-6-2056
メール shakai_kyoiku-kakari@town.taiki.hokkaido.jp

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