
試験機は毎回入念な調整が行われます。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙基幹システム本部は、翼を最小化し胴体そのもので揚力を発生させるリフティングボディの技術開発のため、11月11日から23日の間、町多目的航空公園で「リフティングボディ飛行試験」を行いました。
試験は、今年8月上旬に行った同試験の修正データを確認したほか、GPS受信機やアビオニクス(航空機全般の電子装置)、ヘリコプターで吊るした飛行状態などの確認を行いました。
試験に使用された機体は、全長2.3メートル、幅0.87メートル、重さ30キログラムで、想定する実証機の5分の1スケールモデルです。
飛行機は、翼の揚力により飛行しますが、宇宙輸送の場合は、離陸時と宇宙空間では揚力を必要としません。旅客機などと同じく着陸時の滑空にのみ揚力を必要とすることから、翼を最小化し飛行機の胴体で揚力を発生させる技術開発が進められています。
今年行った2度の飛行試験データを基に、来年、世界初となるリフティングボディ機の自動着陸実験が、町多目的航空公園で実施される予定です。 |