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シリーズ「大樹の農業」No.6 日本一の種子馬鈴薯生産地
種子馬鈴薯種ばれいしょ
 4月11日、下大樹にあるJA大樹町の種子馬鈴薯倉庫から今年の種芋が春の陽光を浴びて馬鈴薯生産農家への出荷を待っていました。本州方面などへの出荷はほぼ終了し地元や道内向けの製品を残すばかりになっています。
 大樹町の畑作物の中で最も収益性が高く、生産額が多いのは種子馬鈴薯です。
 現在270ヘクタールの作付面積を誇る種子馬鈴薯は大樹町の畑作物総生産額20億円の約4割を占め年間8億円の生産を上げています。道外への出荷数は全国一で約25%のシェアを持っています。
 これはJA大樹町種子生産部会種馬鈴薯研究会(水野義博会長 会員26名)と農協指導部等の継続的な努力のたまものといえます。
 種子馬鈴薯は、ウイルス感染対策(防除・抜き取り等)や適量な施肥管理、土づくり等を徹底し、腐敗の少ない芋にするなどの苦労がありますが、畑作農家にとって大きな収入源になっています。

視察研修
中国に視察研修した種馬鈴薯研究会会員

 

大樹町の種子馬鈴薯の人気が高い要因として、21品種もの製品(青果・加工・澱粉原料用)を揃えていることに加え、荷姿も300グラムから1トンまでと多様な購買者の需要に応えられる工夫をしているところにあると言われています。
 また、9月から3月までおよそ100人のパートを雇用するなど、町にも大きな経済効果をもたらしています。
 昨年、種馬鈴薯研究会は、欧米資本が投下され馬鈴薯の輸出を計画している中国に視察研修に行き、研鑽を積んできました。今後も良質な種子馬鈴薯生産のための努力を惜しまないとのことです。
 近年、作付面積が減少する傾向がありますが、何とか250ヘクタール以上の作付面積を維持し、種子馬鈴薯主産地としての役割を果たし続けて行きたいと農協担当者は語っています。
 今や大樹町の特産物となっている種子馬鈴薯の生産を町民の皆さんも応援していくことができます。

ジャガイモシストセンチュウ感染防止に協力をすることがそのひとつです。
 ジャガイモシストセンチュウとは馬鈴薯を加害する、世界的にも最も危険な害虫です。一度侵入すると、完全に退治するのは不可能で、抵抗性のある品種以外の馬鈴薯は、ほぼ永久に栽培できないとされています。
 大樹町はジャガイモシストセンチュウ未発生地域であり、国内47都道府県に種子馬鈴薯を供給する、日本一の種子馬鈴薯生産地ですが、ジャガイモシストセンチュウ汚染地域に指定されると、基本的に種子馬鈴薯の生産は不可能になり、大変な打撃となります。
 感染した種子馬鈴薯や土壌で伝染するので靴や車のタイヤに付着した土壌でも伝染し、部外者が山菜採り等で圃場に立ち入る際は特に注意が必要です。
東和地区の種子馬鈴薯畑
東和地区の種子馬鈴薯畑
 発生拡大防止と被害回避のために発生地域の土砂を持ち込まないようにすることと、家庭菜園用の種子馬鈴薯についても、大樹町内産の無病・健全なものを使用するようご協力ください。
お問い合わせはJA大樹町農産販売課まで TEL:6-3132番


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