NEXT 広報たいき2005年1月号

年頭挨拶
町長写真
町長 伏見悦夫
 謹んで新年のご祝詞を申し上げます。
 町民の皆様には、清々しい新春をお迎えのことと心から慶び申し上げます。
 大樹町民による自立の道を選択し、皆で力を合わせてまちづくりを進める大事な新しい年が始まりました。
 一昨年12月1日、広尾町と任意合併協議会を設立し、合併に関わる協議を始め、今後の町のあり方をどのようにすべきか種々検討し、町民の皆様に判断材料を示して「自主自立」か、「合併」かについて判断を仰いだところ、大方の町民意向が「自主自立」との判断を受け、役場内において行財政改革推進本部で検討を重ねてきました。今後、大樹町行財政改革推進委員会に諮問し、自主自立プランを策定いたします。町議会をはじめ地域毎に説明・懇談等によりご理解をいただく予定であります。
 国家財政の逼迫に端を発した行財政改革の推進については、昨年度においても474項目に及ぶ事務事業の見直しと、大幅な機構改革による職員の削減・人件費の抑制等々努力を重ねてまいりましたが、今後も「自主自立」のまちづくりを推進して行くには、現状の大幅な財源不足を立て直すため、更に大がかりな行財政改革を断行しなくてはならない状況に至っております。私といたしましても、まことに不本意ではありますが、役場内の改革はもとより町民の皆様にも相当な痛みを強いる内容となっております。
 年頭早々から厳しい話となってしまいましたが、大樹町は自然豊かな環境を産業の土台にして、それぞれの立場で努力を積み上げて発展して来た町です。昨年は好天気に後押しされるように農業生産高を伸ばしたばかりでなく、今までの地道な研鑽努力が実を結んで全国的に賞賛される実績を達成した方も出ました。漁業では漁獲物に付加価値を付けて漁業者全体の所得向上を目指して進めてきた、加工技術と施設の更なる向上のため、国の支援により最新機能を備えた水産物加工処理施設の完成を見たところであります。 
 また、長年にわたって取り組んできた航空宇宙産業関係では、大規模な飛行船格納庫・飛行管制棟の建設・整備に始まった「成層圏プラットフォーム定点滞空試験」が、一年間の長きにわたりたくさんの試験関係者の滞在や見学者の往来によって、町内に多くの波及効果をもたらしました。
 飛行船を4000m上空で滞空させ各種通信技術試験を行うなど、当初の計画通りの実験がすべて実施されました。
それに加えて、数年後の飛行を目指して開発が進められている北海道初の人工衛星に「大樹」という名前が冠せられるという朗報もありました。今までの特徴ある分野での取り組みが花を咲かせつつあります。
私は、常々安心で豊かな福祉社会、健全で活力ある地域経済に向け、町政を推進しているところでありますが、この難局を町民の皆様とともに意思と力を合わせてぜひとも乗り越えていかなければならないと、強い決意と覚悟をしているところであります。
 町民皆様方の益々のご多幸を心からお祈りいたしますとともに、一層のお力添えをお願い申し上げ、新年のあいさつといたします。
成層圏プラットフォーム定点滞空飛行試験
秋鮭の荷上げ作業

成層圏プラットフォーム定点滞空飛行試験
(JAXA提供)

秋鮭の荷上げ作業(大樹漁港)

議長写真
議長 小谷内 勲
 新年あけましておめでとうございます。
 町民の皆様には、日頃から町議会に対し暖かいご支援を賜っておりますことを厚くお礼申し上げます。
 昨年は、新潟県中越地震や過去最多の台風上陸などで大規模な天災が発生しました。また、鳥インフルエンザ問題、拉致被害者家族の帰国など国内の様々なニュースが伝えられました。
 道内では、プロ野球北海道日本ハムのプレーオフ進出、東北以北では春夏を通し、夏の高校野球で駒沢大学苫小牧高校の初優勝など一喜一憂した年であったと感じたところであります。
 このような中にあって、本町の農業は天候に恵まれ豊穣の秋となったところであり、また、酪農においては乳量が8万トンを突破するなど名実共に酪農の町大樹を築いたところでもあります。
 漁業にあっては、秋サケの漁獲量が昨年を下回ったものの、他地区が漁獲量低迷ということもあって価格が回復し豊漁となりました。
 さて、厳しい寒さを運ぶのは吹き抜ける冷たい風ばかりではありません。町村財政、合併問題、先の見えない雇用情勢等々。
 難問山積のこのような時代だからこそ、町村から「国のかたち」を変えるという気概をもって改革を進めなければならないと考えているところであります。今、全国の町村は、その存亡をかけ苦渋の決断を迫られており、管内には、住民同士や自治体間に亀裂を招いている所もあるように聞いております。私ども議会としては、大樹町は自立という観点に立って進んでいますが、一方で、合併は住民生活や地域経済に大きな影響を与えるので、「地域住民の自主的判断に立った合併」をすべきだと考えているところであります。これからの町村は、自らの選択と創造力で政策立案能力を高め、国への依存から自治体の原点である住民参加の協働へと転換し、町村自らの創意工夫と努力によって住民と苦楽を共にするという発想が必要と考えます。
 当町には、夢と希望があります。足腰の強い農業や漁業をはじめ、宇宙へという大きな玄関を持っている多目的航空公園。ミレニアムプロジェクトに選ばれた「成層圏プラットフォーム計画」も順調な成果をおさめ、250m級の飛行船による最終的な実験への期待が一気に高まっております。
 厳しい情勢ではありますが、大樹町自立のために努力致しますので今後とも議会に対し、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますと共に、今年一年、皆様にとって良い年でありますよう祈念申し上げ新年の挨拶と致します。
農業イメージ 酪農イメージ
花壇整備作業 コスモスの種まき
町をきれいにする日の花壇整備作業
町民参加でコスモスの種まき


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