国内で2例目 ハイブリッドロケット打ち上げ実験成功

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 3月21日、町美成地区当縁川下流で、北海道大学(大学院工学研究科)の永田晴紀助教授を中心とした研究チームが新型ハイブリッドロケット打ち上げ実験を行いました。
回収用パラシュートが開かないというアクシデントはありましたが、実験は見事成功し機体も無事回収されました。
 関係者らは「思った以上の推進力で良い結果が出た」と笑顔で握手を交わしていました。今後データの分析を進め、さらにロケットの大型化を図る方針。
 今回の実験により小型再使用ロケット打ち上げシステムの開発に向けて大きな前進を遂げました。



実 験 の 概 要
 簡易型ロケットシステム技術研究の一環として、大樹町において小型ハイブリッドロケットの打ち上げ実験を行うもので、目的は、衝突噴流式ハイブリッドロケットエンジンが、微小重力環境利用および高層大気観測等の用途を想定した完全再使用型ロケットのエンジンとして機能することを実証させようと行うものです。ロケットの到達高度は500m程度。
従来型ロケットの燃焼方式
 ロケットの燃焼方式は、固体燃料と液体燃料に大別され、固体燃料は有毒ガスを発生、液体燃料は単独では推進力不足といった欠点があります。こうした短所を解消できるのがハイブリッドロケットです。
酸化剤に液体酸素を使用
 今回の打ち上げ実験は、酸化剤として液体酸素(前回の実験ではガス酸素を使用)を用いたより本格的なもので、エンジンは多重円筒構造となっており、内側が燃焼室、外側が液体酸素タンクで、この独特な配置により液体酸素ラインにバルブを用いないシンプルな配管設計が可能となったと同時に、液体酸素による燃焼室壁面の冷却が容易となりました。
機体の全長1.6m、直径89mm
 機体の最下部にはハイブリッドロケットエンジン、その上方には三方バルブを介して高圧ヘリウムタンクが搭載されています。ヘリウムタンクの上には、東京大学中須賀研究室の協力により、350ml缶サイズの人工衛星(CANSAT)が搭載されています。CANSATは、GPSを用い機体位置測定および測定データの無線送信を行うもので、CANSAT上方のノーズコーン内部には回収用のパラシュートが収納されています。
 パラシュートの開発は、北海道工業大学のチームが担当しました。
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